北鎌倉での個展
銅の照明展
「手紙をかくため」
皆様のお陰を持ちまして無事終了致しました。
心よりお礼申し上げます。
さて、長いようで短かった10日間。
会場で書かれた手紙の数は、数百通
本当に多くの方にお越し頂き嬉しかったです。
北鎌倉駅より急な坂を上がった山の上。
ほとんどの方々が迷われたようで。
到着してもギャラリーの看板も無く。
普通の家があるだけ。
本当に手紙を書きに来るのだろうか。。。?
初日は鎌倉で今年一番と言われるほどの大雨。
来客はいたものの誰も手紙を書かず。。。
翌日は、晴天。
続々とそれぞれの思いを持参で手紙を書きに来られました。
2日目からは、天候は崩れず庭には、ここに住み慣れたネコと
時折降りてくるリス。
そして、次々に生まれる手紙。
手紙を書かれる皆様の背中がとても清々しかったり、色っぽかったり、凛としていたり。。。持ちの良い景色でした。
この会期中に私は、手紙を書かれる皆様のお手伝いをしに行きました。
もちろん私も書きました。
展覧会が終了しても、日々皆様からのお手紙をちょうだいしております。
これが又、楽しいんです^^
展覧会の感想が人によって違うんです。
それは、多分手紙を書かれた方が、そこで手紙を書き終えたときの気分がそのままこの展覧会の感想になっているようです。
なんて面白い展覧会になったんでしょ。
手紙をかくため
あなたも手紙を書きに来ませんか?
そして、これからも手紙を書き続けませんか?
探せば何処にでもいいポストはありますよ。
でも、手紙を書くためにわざわざ足を運ぶのもいいでしょ。
素敵な言葉が生まれるんです。
手紙をかくための空間。これもまたいいのもです。
手紙がつらつら書けます。
でも、手紙を書く空間は、簡単に作れます。
「ここが手紙を書くところ」と誰かが決めればいいのです。
机と便箋とペン、電気スタンドをご用意下さい。
それで十分ではないでしょうか?
そんな展覧会でした。
私が手紙を書きたかった。
それが始まりだった展覧会。
最初の手紙は妻へ。
最後の手紙も妻へ。
手紙を書くため。無事終了。
最初に「あなたも書きに来ませんか?」と誘った友人
写真家 津田直氏(現在銀座で展覧会中)
沢山の友人達も遊びに来てくれました^^
写真家 MOTOKOさんとライターの井上さん
皆さんに支えられ成功した展覧会。本当に感謝しております。
鎌倉 個展 無事終了
2008.11.18