数年前に始めた私なりの「照明がある空間」の表現方法・・手紙をかくため。
その中で、素敵な出会いがありました。
2008年に行った鎌倉での展覧会「手紙をかくため」のことでした。
通りすがりに立ち寄られた横浜在住の女性が、手紙を書いて帰られました。
珍しく、いつも筆を持ち歩いているとのことで、記憶にも残る出来事でした。
それから翌年、御縁があり京都の嵐山で「手紙を書くため」を開催。
残暑の厳しい頃でした。
たいそうな告知もなく始まった展覧会は、カフェの2階を貸し切っての開催。
多くの来場者の手紙を書く背中は、なんとも言えぬ心地よいものでした。
そこに、偶然・・・横浜からとある授賞式で来ていたカップルが慌てた様子で階段を駆け上がってきました。
「全国各地でやってるんですか! 展覧会・・」
「え。あ。 そんなことないですが・・・」
「だって、鎌倉でも!」
あ・・・・
ご無沙汰しております。
横浜在住の彼女でした。
今度は、彼と一緒に。
彼も、鎌倉での話を聞いてくれていたらしく、早速二人で手紙を綴る。
ちょうど、雑誌社の取材が入っており、彼と彼女にエキストラ的に協力して頂き、親近感。
それから3年が経ち、先日こんなイラストが届きました。
彼は、受賞歴もある漫画家兼珈琲マイスターであり焙煎師。
そんな彼らが、夢を語りに滋賀まで来店。
今度は、私が行きますね。
冥利に尽きるとは、この事。
私に出来ることは、精一杯させて頂きます。
出会いに感謝。