Atelier Key-men 代表の村井です。
全くブログを更新せず数年が経ちましたが、この先も更新は疎かになることでしょう。
この仕事を始めて15年程になりますが、作っているモノや仕事内容は、根本的に何も変わっておりません。「もっとあんなことしたい!もっと手を広げて!」なんて気持ちも皆無な私、何事もなく平穏にゆっくりと進んで来ました。
気が付けば、10人を超えるスタッフに助けられ、起業前から真横でサポートしてくれてる重臣とも長い付き合いとなりました。季節や天候は変われど、毎日8時半までに出勤してスタッフ達といつも通りの挨拶をして、しっかり手を動かして5時に帰る。そんな15年が経ち感謝と幸せを噛み締める今日この頃であります。
昨今の新型コロナウィルスの影響で振り回されてはいるものの、小さく濃いこの仕事は、根が太く簡単には折れない事に我ながら「いい仕事を見つけたもんだ」と自負しております。
今回ブログを更新する気になったのは、先々の事を何となくご報告時ておくべきかと思いまして。
私は、「声を揃えて、一列に並んで、エイエイオー!」的な事が苦手です。
というよりは、やってはいけないような気がします。
たくさんの人が集まって仕事するということは、色々な感情や考えが集まるという事です。
気持ちを一つにする事なんて出来るのでしょうか?
目標に向かって一時的に気持ちが揃う奇跡的な瞬間があるのは、よく分かります。
しかし、仕事をする目的や生活に対する考え方、趣味や嗜好、みんな違うから無理に揃えるのって大変すぎませんかね。
Atelier Key-menでは、年間で会議らしい会議がゼロ、新忘年会無し、会食無し、社員旅行無し、年間残業ゼロ、というスタイルを確立したのが10年ほど前。スタッフ全員が一度に集合して顔を合わす事も無く。中にはスッタフ同士で6月に「あけましておめでとう」って言ってる場面もありました。半年会って無かったんだね。
それでも、なんのトラブルもなく、経営的な面でも問題もなく。ただただ順調に進んでこれました。
正直、私は経営とはなんぞや。に対して興味もなく。
なぜそのスタイルで順調なのか聞かれると、「スタッフがみんなよく出来すぎてるから。あと、全員を信じ切ってます。」と答えております。
まぁ、大企業ではそんな事出来ないかもしれませんが、零細企業には丁度いいスタイル。
そんなAtelier Key-menが着手するのが、下記図のスタジオ事務所の設立。
山里の池が横にある古民家です。
これまでのAtelier Key-menが考えてきた事やデザイン、モノ作りをここでスタッフ達と一緒に深掘りしていこうと思います。
基本的にしばらく一般来場は出来ないため、住所非公開ですが、インターネットで出てくるAtelier Key-menは、このスタジオでの画像や動画がメインになってくる予定です。
この中に、私の小さな工房も作ろうかと企み中。
来年の夏には、おおかた出来てるのかな。と。