私の創りたい照明とは。

私は、モノを創るのが仕事です。
銅の照明に始まり、色んなモノ作ってます。
私が創りたいモノは、アートや芸術とは又違うモノだと思っております。
私の創りたいモノは、何処まで行ってもサブ的な存在だと思っています。
むしろ、サブでありたい。
「空気に色をつけ、感じる」
誰かの作品を照らす。
心を落ち着かす温かさ。
眠りに就く時間。
誰かを迎える為に。
誰かと過ごす大切な時間。
注目されるべき何かを照らす。
一輪の花を照らす。
本を照らす。
手紙を照らす。
そこに必要な灯りと形。
子供が目を覚ます時、安心で包んであげたい。
照明を創ろうと思ったのは、なぜだろうと考えました。
私は小さい頃から両親や姉二人、じぃさんとばぁさん、家族から愛情を注いでもらってます。今でも。
足らないモノなんて有りませんでした。
29年間生きてきた中で凹んだことや嬉しかったことがいっぱいありましたが、その中で常に感じていたモノは、その私に対する周りの愛情でした。
今度は私自身が包みたいのかな。灯りと言う形で。
大切な家族も作りましたから。
もう大人ですから。
だから、サブでいいんです。僕の照明は。
むしろサブでないとダメなんです。
kenji
書と照明
書(花)・齊藤江湖
書(夜)・齊藤江湖