嵐山での手紙を書く旅を終えて。
今回の展覧会のためにつくって来た便箋セットの封筒は、半透明の封筒です。 封筒には、書かれた場所の空気や匂いが同封されております。 嵯峨嵐山で書かれた手紙がこの土地の匂いと一緒に届けばと考えました。 手紙に入った嵯峨野の笹の葉がうっすら透ける青い手紙。 手紙を投函されるか、手渡しなのか、それも個人の自由です。 書く人がいて読む人がいる・・・天国におられる方宛でも同じでしょう。 ただ、私が手紙を書きたかっただけ・・・ 始めたきっかけは、筆不 […]
嵐山へ手紙を書くために行きました。 その3
ちょうどこの頃、嵐の前の静けさを思わすように暑さがやわらぎ、このまま秋になるのでは? と思うほど過ごしやすい気温が続いておりました。 今年も浴衣姿はこれで最後でしょうか。 夕涼みを楽しみながらの来場者がちらほらと。 西陽が通り過ぎたSAGANO-YUは、急に色づき始め、手紙を書く方々も時の流れを肌で感じながら想いにふけておられます。 6時を過ぎると外の景色は、見えにくくなり、会場の空気は温かい色に染まり、一番手紙が書きやすい時間になりま […]
嵐山へ手紙を書くために行きました。 その2
手紙を書く人の背中は、緊張感があり、とても優しく。 ここにいる皆が誰かの事を想い、 なんとなく心のなかにある感情を手紙に綴る。 感情に近し言葉を少ない日本語の中から選んで繋げて。 机の上にある電気スタンドと手紙があれば、そこは個室のように感じるからでしょうか、皆がいい緊張感の中で集中されておりました。 ただ私はじっと見守るだけの展覧会。 この展覧会は、銅の照明展です。 しかし、照明をただ並べて展示するだけでは物足らず、実際に使って頂く事 […]
嵐山へ手紙を書くために行きました。 その1
皆様のお陰を持ちまして、無事展覧会「手紙を書くため @ 嵐山」 無事終了致しました。 お越し下さいました方々やお力添え頂いた方々、嵯峨野湯のスタッフ様に心よりお礼申し上げます。 さて、今回の展覧会にも500人程の方々が立ち寄り下さいました。 そのうち300人以上が手紙を書いて下さいました。 銅の照明展「手紙を書くため」 手紙を書かれたり、ゆっくり雰囲気を楽しんで頂いたり・・と。 どんな展覧会だったか。今日から2~3回に分けて日記にしてみ […]